ベトナム人女性が社会進出している割合は日本よりも高く、大家族で暮らしていれば夫と共に家計を支えている「家族の大黒柱」であることに違いありません。一般的にスリムで小柄な女性が多い ベトナム人 女性 ですが、その大黒柱の強さはどこに所以するのか探ります。
小柄なベトナム人女性は実は社会を支える縁の下の力持ち!
仕事と家事の両立
ベトナム人の女性は日本人の女性と異なり結婚後も働き家計を支えるという女性が多いです。それは家庭の経済面において、2世帯や3世帯で生活している背景があり幼い子供の世話は祖父母にみてもらいながら夫婦共働きという家庭がまだまだ普通だからです。
年配の女性でも働いている人は多く、街中で籠いっぱいに果物をいれて売り歩いたり、道端で焼き菓子を売っていたり、学校前で移動屋台を営んでいたりするのを見かけます。
男性はと言えば、暑い日差しを避けるため、日蔭の下にバイクを移動させ、バイクの上で器用に寝ている姿を多く見かけます。女性は家に帰ると大家族のためにご飯の支度などに取り掛かります。本当にベトナムの女性は働き者です。
恋愛においては男性を引っ張る
ベトナム人はデートするときはだいたい人前でも堂々と恋人ぶりをアピールしています。仕事をしているときでも常に恋人が何をしているのか気になってほんの少しの空き時間でもメールをしたり電話をしたりします。特に女性のほうが恋人と連絡を取りたがります。
同じ会社で知り合い恋人同士になった場合、それを周りに宣言しないまでも付き合っていることがわかってしまうくらい態度がおもてに出るようです。同じ会社に恋人がいたら都合が悪くなってしまうと感じる傾向にある日本人とは真逆です。
ベトナム人の女性は周りに表明するほど恋人を大切にしますので、若干束縛が強いようです。また、必ずと言っていいほどスマートフォンの待ち受け画面は恋人とのラブラブな写真です。
ベトナムには1年に2回「女性の日」がある
日本では「女性の日」はあまり意識されていませんが、3月8日は「国際婦人デー」であり、10月20日はベトナムの婦人デーとして「ベトナム女性の日」として定められています。ベトナムでは両方とも「女性の日」として一般的に根付いています。
「ベトナム女性の日」はベトナム婦人連合会が女性の日を設立、その後ベトナム共産党が正式に記念日として定めました。
女性に対して日頃の感謝をあらわすという意味を込め、男性が妻や恋人などに贈り物をするという日なので、日本ではバレンタインデーの位置づけになるでしょうか。しかしホワイトデーのように女性が男性にお返しをするような「男性の日」というものはありません。
健康的な食事
ベトナムの主食は米です。日本でも良く知られているベトナム料理のフォーは米粉からできています。このフォーは牛肉入りや鶏肉入りがありますが、脂っぽさはなく、味付けは薄味でさっぱりしているのが特徴です。
他のベトナム料理も味付けは濃くなくごはんにあう料理ばかりです。また自分でアレンジできるようにさまざまな野菜のトッピングと調味料がテーブルに並びます。このため日本人にもとても好まれています。
また飲み物はベトナムコーヒー、緑茶ともによく飲まれていますが、特に最近では日本食ブームの影響もあり日本茶がよく飲まれています。ベトナム人の女性は民族衣装であるアオザイを着こなさないといけないため、体型が変化しないよう食事にも気を配っているのでしょう。
ベトナム戦争
1960年半ばから1970年半ばまでベトナム戦争が行われました。当時ベトナム人女性の多くは米軍や韓国軍兵士から性的被害を受けていたと言います。
家や畑を失った人々は飢えをしのぐため兵士相手にタバコやお酒など物売りをして生活した人もいました。家族のためにあえて売春した人もいます。家族を守るために生き抜いた女性たちとその子孫は今も戦争撲滅の運動をしています。
現代に生きるベトナム人はまだまだ北と南の争いの溝を埋められない人もいますが、彼らが戦争を語り、何が起こったのかを示すことによりその過去は消えることはありません。
まとめ
小柄なベトナム人女性は実は社会を支える縁の下の力持ち!
仕事と家事の両立
恋愛においては男性を引っ張る
ベトナムには1年に2回「女性の日」がある
健康的な食事
ベトナム戦争