一年の労をねぎらう忘年会。仕事を忘れて楽しむだけだと思っていませんか。確かに親睦会、慰労会の意味を持っていますが、大事な会社の行事だということを忘れてはいけません。何事も礼に始まり礼終わる、 忘年会 でも 挨拶 は大事です。
今回は幹事と挨拶についてまとめてみました。
忘年会の挨拶は幹事の大事なお仕事です!
忘年会は仕事の一部でもあります。
忘年会とはその一年間の労をねぎらうために行われる宴会です。社内、または部内などの慰労会、親睦会の意味もあり、無礼講で楽しく行われるに越したことはありません。
しかし、上司やお偉方も参加するイベントです。あまり羽目をはずしてその後の仕事に影響をおよぼさないように気をつけましょう。気の置けない友人同士の飲み会と同じノリではいけません。
幹事の進行が重要です。
しかし、仕事の延長のように堅苦しすぎても参加するのが苦痛になるばかりです。メリハリをつけて部下も上司も楽しめる忘年会にしましょう。そのためには会の進行や挨拶など幹事の仕事が重要です。
忘年会当日の幹事の主な仕事は司会進行とタイムキーパーです。予定の時間内にスムーズに宴会が進むように配慮しなくてはいけません。
もちろん、忘年会の予定を立てる段階からお店の予約や余興の準備、挨拶や乾杯の発生をしてもらう上司への打診など通常の業務と並行して行わなければなりません。
だいたい幹事は入社年数の浅い若手が引き受けることが多いものです。たかが会社のイベントだと思わずにビシッと幹事の仕事を遂行すれば、その後の株があがるかもしれません。
忘年会は挨拶に始まり、挨拶に終わる。
会社の伝統や雰囲気によりさまざまですが、基本的な忘年会の進行はつぎのようになります。
- 開会の挨拶
- 代表者の挨拶
- 乾杯の発声
- 歓談と会食
- 余興
- 締めの挨拶(※省略される場合もある)
- 閉会の挨拶
と、なります。
開会の挨拶と閉会の挨拶は司会進行の幹事が行います。
代表者の挨拶は役職が一番高い人、乾杯の発声は役職が三番目に高い人(または代表者の挨拶をした人が引き続き行う)締めの挨拶は役職が二番目に高い人となります。
スムーズに忘年会を進めるための注意点
幹事は司会進行をしますが、あくまでも脇役です。幹事が目立つようなことをせず、幹事の挨拶は手短に行いましょう。
また、事前に上司に挨拶をお願いする際にあまりダラダラと長い話をされないように「だいたい〇分程度のご挨拶をお願いします」と伝えておくことです。締めの挨拶の際には一本締めなどをしていただくようにお願いしておくと忘年会の最後がビシッと決まります。
当日幹事はハキハキと分かりやすく話すことをこころがけ、上司が挨拶や乾杯の発声をした後は必ずお礼を述べましょう。閉会の挨拶時にも参加してくれた皆さんの協力で無事に忘年会を終えられた感謝を伝え、2次会の案内と会場からの速やかな退場を促しましょう。
幹事の挨拶、司会進行の例文
開会の挨拶
皆様、これより〇〇(社名・部署名)の忘年会を始めさせていただきます。本日司会を務めさせていただきます〇〇(部署名、名前)です。どうぞよろしくお願いします。まず、はじめに〇〇長より、ご挨拶を頂戴いたします。〇〇長お願いします。
代表者の挨拶後
〇〇長、ありがとうございました。続きまして乾杯に移ります。皆様お手元にグラスはありますでしょうか?では、〇〇長、乾杯のご発声をお願いします。
乾杯後
〇〇長、ありがとうございました。では、皆様しばらくの間ご歓談ください。あとで、楽しい〇〇(ゲーム、カラオケ、ビンゴ大会)や〇〇を用意しておりますが、まずは美味しいお食事とお酒をどうぞ。
余興を始めるとき
さあ、そろそろ余興を始めたいと思います。まずは〇〇(ゲーム、カラオケなど)です。参加者大歓迎です。(カラオケなどはあらかじめ新人を指名しておき、トップバッターにしておくと、その後の飛び入り参加もしやすくなります)
余興を終わるとき
はい、以上で余興タイムを終了させていただきます。皆様のおかげで大変盛り上がりました。ありがとうございました。まだお時間ございますのでお食事、お酒をお楽しみください。
締めの挨拶
宴もたけなわでございますが、そろそろお開きの時間となりました。ここで、○○長より締めのご挨拶を頂戴いたします。〇〇長お願いします。
閉会の挨拶
〇〇長、ありがとうございました。以上を持ちまして、〇〇(会社、部署名)の忘年会、おひらきとさせていただきます。皆様ご協力ありがとうございました。このあと2次会会場は〇〇を予約しています。ご参加の方はそちらへのご移動をお願いいたします。
まとめ
忘年会の挨拶は幹事の大事なお仕事です!
忘年会は仕事の一部でもあります
幹事の進行が重要です
忘年会は挨拶に始まり、挨拶に終わる
スムーズに忘年会を進めるための注意点
幹事の挨拶、司会進行の例文