初夏から初秋にかけてぶどうの美味しい 時期 です。八百屋さんやスーパーにぶどうが並ぶのはもちろん、 ぶどう狩り も各地で行われ始めます。さて、ぶどう狩りはどの地方が一番早くて、どの地方が一番遅くまで行われていると思いますか?
好きなぶどうの時期を調べてぶどう狩りに行こう!
ぶどうの収穫量ランキング上位4県はここ
ぶどうの生産が盛んな地域といえばどこを想像しますか?住んでいる地域の付近で想像する人もいるでしょうが、聞けば納得の順位です。
- 1位 山梨県
- 2位 長野県
- 3位 山形県
- 4位 岡山県
と、なっています。どの県もぶどう以外の果物の生産も盛んでフルーツ王国と言われています。もちろん、ぶどう狩り以外の果物狩りもあります。
ぶどうの収穫量上位の県には、その県独自のぶどうがあります。他の地域ではお目にかかれない貴重なぶどうもありますので、ご紹介します。
山梨県
「甲州」皮の色は赤紫色でワインに使われます。ほぼ山梨県で栽培されているぶどうです。
長野県
「ナガノパープル」「シナノスマイル」ナガノパープルは皮ごと食べられる黒いぶどうです。シナノスマイルは赤く大粒のぶどうで甘くてジューシーです。
山形県
「スチューベン」「ナイアガラ」どちらもニューヨーク生まれのぶどうで、この種類に限っての生産量で言えば他の地域の方が多いのですが、山形県のぶどうといえば「スチューベン」「ナイアガラ」の名前が出てきます。
スチューベンは糖度がとても高く貯蔵に優れている黒紫のぶどうです。一方「ナイアガラ」はきれいな薄緑色のぶどうで皮が薄いために流通に向いておらず、産地で消費するか加工に利用されます。
岡山県
「瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)」二通りの呼び方がありますが、どちらも同じぶどうです。緑色で形が球体ではなく、少しいびつな形をしているのが特徴です。地元の人にも人気のぶどうです。
今ご紹介したぶどうは生産量が少なくぶどう狩り用にしていない農園もあります。
ぶどう狩りの時期は西日本の方から早く始まるの?
ぶどうは日本全国で栽培されています。そうすると西日本の暖かい地方から順にぶどう狩りが始まると思うのではないでしょうか。実は意外にもぶどう狩りの時期は西日本でも東日本でもさほど変わりがありません。
だいたい8月中旬から9月中旬に全国的に行われることが多いのです。ぶどう収穫量上位4県で各県の独自のぶどうを紹介しましたが、ぶどうにはたくさんの品種があることが想像できたでしょう。
寒い地域で栽培しやすいぶどうもあれば、暖かい気候で育てた方がおいしくなるぶどうなど、それぞれの土地に適した品種が最も多く栽培されています。
そして一つの農園に数種類のぶどうが栽培されているのがほとんどです。早いところでは6月からぶどう狩りを始めるところもあります。終了時期が遅いところは11月となっています。これは栽培しているぶどうの種類によって収穫時期が違うからです。
食べてみたいぶどうや、行ってみたい地域のぶどうの収穫時期やぶどう狩りができるかどうかを調べて出かけてみてはいかがでしょうか。
初めてのぶどう狩り、マナーは?
「〇〇狩り」というと「食べ放題」を想像する人も多いのではないでしょうか。しかし、これはぶどう農園によって違います。食べ放題のところもあれば、量り売りのところもあります。事前に確認しておきましょう。
お弁当や飲み物など持ち込みOKなところと持ち込みを禁止しているところがあります。これも確認が必要です。なによりも農園の方が大事に育てたぶどうを粗末に扱うことだけは絶対にしてはいけません。
おいしそうなぶどうがあっちにもこっちにもありますが、ぶどうはきちんと房で収穫して食べ散らかさないようにしましょう。わからないことは農園の方に訪ねて、きちんとルールを守りましょう。
ぶどうのおいしい食べ方と保存方法
ぶどうは枝に近い方が甘みが強くなっています。ですから、房の下の部分から食べ進めるとだんだんと甘くなり最後までおいしく食べられます。
ぶどう狩りで収穫したぶどうを少しでも長く楽しむためには収穫時に軸の部分を長めに切るとよいです。新聞紙や紙でつつんで冷蔵庫の野菜室へ入れます。水につけると傷みやすいので、食べる直前に水洗いをするようにします。
もっと長く楽しみたい場合は冷凍してシャーベットにする方法があります。ぶどうの実を枝から外して軽く洗い、水気をよく切ってから冷凍保存袋に入れて冷凍させます。それだけで驚くほどおいしいそのまんまシャーベットの出来上がりです。
まとめ
好きなぶどうの時期を調べてぶどう狩りに行こう!
ぶどうの収穫量ランキング上位4県はここ
ぶどう狩りの時期は西日本から早く始まるの?
初めてのぶどう狩り、マナーは?
ぶどうのおいしい食べ方と保存方法