さまざまな料理ができるダッチオーブンは、家族や友達と行くキャンプで大活躍する万能鍋です。その中でもダッチオーブンで作る燻製料理は、いつもの料理をさらにグレートアップしてくれるでしょう。
意外と簡単に ダッチオーブン で作ることができる 燻製 についてご紹介いたします。
いつものキャンプがグレードアップ!ダッチオーブンで燻製を(前編)
ダッチオーブンで簡単に
キャンプで定番化しつつあるダッチオーブンは、煮る・焼く・揚げる・蒸す・燻すなどの料理ができる「万能鍋」です。
密閉性が高く、水分が逃げないため煮込み料理やオーブン料理に使われるイメージが強いですが、燻製にも使用でき料理のバリエーションを増やすことができます。
燻製は「手間がかかる」、「道具をそろえるのが面倒」、「失敗しそう」などと作ることは敬遠されがちです。しかしダッチオーブンがあれば、意外と簡単に作ることができ、かなり本格的な味をキャンプでも楽しめます。
燻製のやり方は?
燻製のやり方に3つの方法があることをご存知でしょうか?
まず「冷燻」は、20℃以下で長時間をかけてゆっくりと熱を入れ、長期保存ができるようにする燻製法です。スモークサーモンや生ハム、ビーフジャーキーなどに用います。
次に60℃くらいの中温で熱を入れる「温燻」は、1~6時間ほどかけ燻します。短期間しか保存できませんが、ほどよくやわらかい燻製が出来上がります。ベーコンやソーセージ、魚類などに用います。
そして「熱燻」は、80~100℃ほどの高温に保ち、短時間で燻す方法です。アウトドアのような限られた時間で作るときに重宝します。ダッチオーブンでの燻製は、主にこの「熱燻」で作られます。
用意するものは?
用意するものは、ダッチオーブン、網、スモークチップ、アルミホイル、食材、食材の水分を拭くためのキッチンペーパーです。
網は、ダッチオーブンについていることが多いですが、丸網でも代用できます。
アルミホイルは、スモークチップを入れる前に鍋底に敷きます。また、燻製時にスモークチップの上を覆うと、食材から落ちる水分や脂分でチップの煙が消えることがありません。そしてダッチオーブンの内側と蓋をカバーすると、汚れや臭いが軽減できます。
スモークチップは、いくつか種類があります。値段が手頃で入手しやすい「さくら」は、香りが強く短時間で燻製らしさを感じることができます。
その他に、甘く上品な香りの「リンゴ」、クセがなく色づきがよくなる「ナラ」、ウイスキーの樽を削ってチップにした「ホワイトオーク」などがあります。
燻製にとってスモークチップはおいしさの決め手の一つです。いろいろ試してお好みのものを見つけましょう。
まとめ
いつものキャンプがグレードアップ!ダッチオーブンで燻製を(前編)
ダッチオーブンで簡単に
燻製のやり方は?
用意するものは?