キャンプ料理の定番といえば、手軽にできるバーベキューです。しかし最近では、多種多彩な料理を楽しむ方が増えています。
そのための必須アイテムは、あらゆる調理法が可能な万能鍋「ダッチオーブン」です。
おすすめ の ダッチオーブン からお手入れ方法までご紹介いたします。
キャンプの必須アイテム!ダッチオーブンのおすすめは?(前編)
ダッチオーブンの魅力
ダッチオーブンは、厚みがある蓋つきの鍋です。蓋の上に炭火が置けるようになっており、上下から加熱することでオーブンとして利用できる点が、最大の特徴です。普段ご自宅で作るような料理がキャンプで味わえます。
また、加熱することにより食材の水分と蓋の重みで密閉性が増し、圧力鍋のような効果があります。そして水分が逃げないため、食材の旨みも逃げない無水調理が可能です。
早く味が染み、食材の芯まで柔らかくなりますので、煮込み料理に最適です。いつものカレーやシチューがグレードアップします。
その他にも揚げる、蒸す、燻すなどさまざまな料理に対応でき、味も格段においしくなることから「魔法の鍋」と呼ばれています。
素材ごとの特徴を知ろう
本来、ダッチオーブンは鋳鉄製のものを指しますが、現在はステンレス製や黒皮鉄板製の3種類が主流となっています。まず種類ごとの特徴を知りましょう。
鋳鉄製は、「育てる鍋」といわれ、使えば使うほど油が馴染み使いやすくなります。長年、使用と手入れを繰り返したダッチオーブンは黒く光り、「ブラック・ポット」と呼ばれています。
しかし錆びやすく、手入れに手間がかかります。また大きな衝撃を与えると割れる恐れがあり、持ち運びには注意が必要です。洗剤使用は、錆びや焦げの原因になります。ガスコンロは使用できますが、IHには対応していません。
次にステンレス製は、手入れが簡単で耐久性があります。洗剤で洗えますし、IHも使用できます。しかし調理の際、火力調整が難しく、他の素材の鍋より蓋が軽いため密閉性に欠け、調理時間が長くかかることもあります。値段も一番高額です。
そして黒皮鉄板製は、鋳鉄製よりは壊れにくく錆びにくい、そして手入れも簡単です。値段は鋳鉄製より高くなりますが、ステンレス製よりは安く購入できます。洗剤で洗うことができ、IHも使用できます。
本来のダッチオーブンらしさを味わいたい、値段が安い方がいい、手入れが簡単な方がいいなど、重視する点はそれぞれですが、本来のダッチオーブンの良さを保ちつつ、鋳鉄製より扱いやすい黒皮鉄板製がおすすめです。
サイズと形を決めよう
メーカーにより多少異なりますが、8インチ(直径約20cm)、10インチ(直径約26cm)、12インチ(直径約30cm)が主なサイズです。
重い鍋に、食材の重さがプラスされることを考えると、10インチなら女性も無理なく調理ができます。ご自宅のキッチンでも使いやすいサイズです。しかし、ローストチキンなど大きな食材を使用する時や多めの量を調理には、12インチが最適です。
形は、鍋の底がフラットになっている「キッチンオーブン」と、焚き火で使いやすいように足がついている「キャンプオーブン」がありますが、「キッチンオーブン」の方が、コンロにかけやすく、日常生活でも活躍しそうです。
まず10インチか12インチのキッチンオーブンをチェックしましょう。
まとめ
キャンプの必須アイテム!ダッチオーブンのおすすめは?(前編)
ダッチオーブンの魅力
素材ごとの特徴を知ろう