初詣は行っていますか?人でごった返す神社の様子が中継されると、日本人が大切にしている行事なのだと実感します。
近年、日本で年末年始を過ごそうと訪日される外国人が増えています。その方たちに 英語 で 初詣 を説明できますか?説明できるようもっと知識を増やしていきましょう。
外国人に英語で説明できる?初詣という行事
初詣とは
なんとなく知っている初詣のことも、詳しく聞かれたら答えにつまってしまいます。少しでも伝えられるように「知っていること」を増やしてきましょう。
初詣は、一年の無事を感謝し新年の平和を祈願する行事で、除夜の鐘が聞こえ始めた深夜から元旦の間に行くことが比較的多いですが、決まりではありません。元々、家長が大晦日の夜から元旦の朝まで神社にこもって祈願する古い習慣があり、その名残が影響しているといわれています。
一般的には、松の内の時期までに行くのが正しいとされています。松の内とは年神様がやってくるための目印・松飾りを飾っておく時期で、1月7日もしくは地域により1月15日までのことです。
年神様は家に幸せを運んでくる大切な神様ですから、その神様がいらっしゃる時期に1年の平和を祈願するのが良いでしょう。
人気の初詣スポット
近所の神社や寺院に行かれる方もいますが、旅行を兼ねて参拝に行く方も多くなってきています。人気のスポットは全国各地にあり、有名な場所はご利益を求めかなり混み合います。
毎年必ずテレビに映る有名なところは、明治神宮です。300万人以上の方が訪れ、人で溢れかえります。参拝できるまでに3~4時間以上かかることがあるので、寒さ対策用にしっかり事前準備して出かけましょう。
交通のアクセルもよく、渋谷の真ん中にあるとは思えないほど自然豊かな神社です。この時期にしかない縁起物やお守りも種類が多くありますのでチェックしてみて下さい。
式年遷宮で注目が集まった伊勢神宮も人気です。関西だけではなく関東方面からも多く訪れ、かなりの混雑が予想されます。
特に内宮は太陽の神・天照大御神が祀られる神聖な場所です。神々しい佇まいで、空気まで清らかに感じられます。ご利益を求めってやって来たことを忘れてしまうくらいです。一生に一度は訪れてみたい神社です。
ただ辿り着けたことが喜びになるような場所こそ、新しい一年の始まりにふさわしいのではないでしょうか。外国の方にも自慢できる初詣スポットです。
英語で初詣
実際、英語で初詣は何というでしょうか?
英語圏では初詣の習慣にあまり馴染みがありません。日本独特の行事のため、ぴったり合う英語の単語はなくそのまま「Hatsumode」です。初詣を説明する文章が「Hatsumode is customary to visit a shrine on New Year’s day」(初詣は元旦に神社を訪れる習慣です)になります。
海外の新年
初詣の習慣がないのであれば、海外ではどのように新年を迎え過ごすのでしょうか?
例えば、アメリカでは派手にカウントダウンをしているイメージ以外は思い浮かびません。信徒数の多いキリスト教ではクリスマスの方がお正月よりも重要なイベントなのです。ですから、お正月は日本ほど重要視されていません。
しかし英語圏でも初詣ができる場所はあります。ロサンゼルスでは、リトル東京の高野山米国別院があり、毎年初詣に日本人や日系人、それ以外の人種の方も多く訪れます。高野山以外にも寺院が点在し、日本らしいイベントが開催されています。
日系人の多いハワイでも初詣はできます。ハワイ金毘羅宮・太宰府天満宮や出雲大社など、和風の立派な建物で日本にいるような気分になります。ハワイでしか手に入らないお守りをゲットし、いつもと違う常夏の初詣を満喫するのもいい経験ですね。
お正月に旅行される方は、ぜひ立ち寄ってみて下さい。日本のように3時間も4時間も待つことはないでしょう。
外国人の反応
日本に来られる外国人は、日本らしい文化や行事に大変興味を持っています。初詣も日本らしい行事で、自然と融合した神社や寺院の美しい建物が異国情緒あふれる風景として映っているのでしょう。
初詣を説明する機会があれば、片言でも一生懸命伝えてみて下さい。「元旦に神社を訪れる習慣」だけでは伝えきれませんが、単語を連ねるだけでも不思議と伝わるものです。外国の方はその誠実さにまた感動するのです。
ただショッピングをするだけの旅行も楽しいですね。しかし外国の人たちがそうであるように、異国の文化や行事に興味をもって旅をするのはとても意味のあることです。そして知りたいことは訪ねてみましょう。同じように片言でも一生懸命説明してくれるでしょうから。
まとめ
外国人に英語で説明できる?初詣という行事
初詣とは
人気の初詣スポット
英語で初詣
海外の新年
外国人の反応