「海外旅行先で効果的に英語の発音練習をする方法(前編)」では、自然な英語の練習方法をお伝え致しました。後編では、旅行を楽しみながらできる現地での 英語 の 発音 練習 についてお伝え致します。
英語の感覚を養うためにはとにかく口を動かして実践練習しなければなりません。
海外旅行先で効果的に英語の発音練習をする方法(後編)
バーでビールやワインの違いを聞いてみる
旅の楽しみの一つでもある地ビールや地酒を飲みに行くときに練習できるフレーズは種類や味の違いを聞いてみることです。
ビールやワインには色、風味、苦味、アルコール度数など聞いてみたいことが沢山あります。まずはどんな種類があるのか聞いてみたいですね。
ただし、バーは騒がしい上にウェイターさんはいつも忙しそうで、ゆっくりと耳を傾けてくれる人は少なそうです。そこで発音するときに音をつなげる努力、消す努力をしてみましょう。
英語の単語は組み合わせによってつなげる音、変わる音、省略される音があり、聞こえる音が変わることがあります。会話でも良く使うものは文字に頼らず聞こえたままの音を覚えてしまうのがポイントです。
例えば
Do you have a local beer? (ジュハヴァ ローカルビア?)
What kind of beer do you have? (ワッカインダヴ ビア ドゥユハヴ?)
Can I have a dark one please? (キャナイハヴァ ダークワン プリーズ?)
前のアルファベットの音が消える前に次の音をかぶせていくようなかんじで口が慣れるまでくりかえし練習すると上手く言えるようになっていきます。
ネイティヴスピーカーが発音した分からない単語も、もしかしたら複数の単語の組み合わなのかもしれないな・・・と察しがつくようになります。
地元の人が発音した言葉を真似して言ってみる
ネイティヴスピーカーが発音してくれた音を記憶するには真似して言ってみることが一番です。せっかくお手本を聞かせてくれたのに素通りしてはもったいない!
最初は「えっ?!」というくらいの速さかも知れませんが、「もう一度言ってください」とお願いして聞こえた音を真似して発音しましょう。
根気強く何度もリピートしてくれる人もいれば、面倒がって嫌がる人もいるので節度を持って、しつこく聞かないことも大事ですけれど。中には面白がってレッスン調にリピートしてくれるやさしい人もいますからこれは是非試してみてください。
旅行中に出会った単語を使えるだけ何度も使ってみる
最後に大事な練習は耳で覚えた音をくり返し発音してみることです。
地元の人が発音した単語を聞こえたままの音を頼りに何度もくり返して使ってみましょう。実際にいる場所と気持ちが思い出と共に脳にインプットされて忘れにくくなります。言葉はそれを使う場面と一緒に覚えると記憶に残りやすいです。
もちろん英語の勉強には単語のスペルを書いて覚えることや、構文の仕組みを理解することも必要です。
しかし実際に会話をするときには感情が先立ちます。旅行先で出くわす場面は似ているので、同じ練習をくり返すことで「この場面ではあれが使える」というシチュエーションが少なからず出てくるはずです。
英語の感覚を養うにはとにかく口を動かして実践練習しなければいけないのです。
体の筋肉トレーニングと同じく口の筋肉も鍛えなければ良い発音はできないのです。知らないうちに英語の感覚が身に付いて海外旅行が何倍も楽しくなってくるかもしれません。
まとめ
海外旅行先で効果的に英語の発音練習をする方法(後編)
バーでビールやワインの違いを聞いてみる
地元の人が発音した言葉を真似して言ってみる
旅行中に出会った単語を使えるだけ何度も使ってみる