冬になると行きたくなる観光地といえば「北海道」ですよね。日本でも沖縄と1位を張り合うほど観光スポットである北海道ですが、インターネットなどで話題となっているものの一つに「 北海道旅行券 」というものがあります。
この「北海道旅行券」について聞いたことがあるものの内容が知らないという人のため、今回は内容と利用方法について検証していきたいと思います。
北海道旅行券?気になるその内容とは?(前編)
自治体が主体?「北海道旅行券」とは?
日本人の誰もが一度は行ってみたいと話す土地といえば「北海道」ですよね。
広大な土地と青々とした自然を見ているだけでも心が安らぎ、その他食事や温泉、冬には雪が降るなど観光には持ってこいの土地である訳ですが、そんな北海道ですが、外国人観光客は増加傾向であるものの日本人観光客の足並みは悪く、観光都市としてダメージを受けているのです。
夕張メロンで有名な夕張市が2007年に財政破綻してしまうなど、札幌市以外の地方では続々と悲鳴が上がっているようなのです。そこで国と北海道は立ち上がり「北海道旅行券」というものを発行することになったのです。
簡単にお話をしますと、「北海道旅行券」は「北海道に旅行にくる観光客向けの割引チケット」なのです。「観光都市・北海道」復活のために道が国と旅行会社などとタッグを組み、町おこしをしているのです。次項で詳細について解説していきたいと思います。
道外者のみが利用可能?新千歳は使えない?「北海道旅行券」の内容とは?
「北海道旅行券」には大きく分けて2種類あり、「旅をしよう!北海道旅行券」というものと「旅をしよう!北海道旅行券 認定ツアー専用券」というものにわかれます。双方とも道外者のみが利用することができるようになっております。
というのも、この「北海道旅行券」は「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)」という国からの交付金によって運営しているものであり、北海道が観光客を呼ぶために発行している割引券なのです。
ですのであくまで道外者のみ利用できるようになっております。「割引券」と言うくらいですから、どれくらい割引になるのかと申しますと「10,000円分チケットが6,000円で買える」ので4,000円も割引してもらえるのです。
この割引はなかなか素晴らしいもので、過去にここまでの割引チケットを自治体が交付していたことはないでしょう。
ちなみに発行しているチケットについてですが、前者は「自身で航空券を取られた場合」に、対象のホテルや旅館、観光施設にて利用できるものです。後者は「旅行パックとなったもの」に利用できるものです。
前者ですと最大10セット(100,000円分、購入金額は60,000円)まで購入が可能で、後者はツアーの1泊10,000円までのチケットが5泊分(購入金額30,000円)まで購入できます。
ここで一つ注意点があり、「往復で新千歳空港を利用した」場合チケットが利用できないというルールがあるのです。地域活性化を目指すものですので、旭川空港や函館空港などの地方空港を片道でも挟んでもらい、観光してほしいという北海道として意向があります。
ですので行きは「函館」にし観光した上で札幌に移動し帰りは「新千歳」という形であれば利用可能となります。面倒のように思われますが、割引がしっかりと効いたクーポンとなっております。
まとめ
北海道旅行券?気になるその内容とは?(前編)
自治体が主体?「北海道旅行券」とは?
道外者のみが利用可能?新千歳は使えない?「北海道旅行券」の内容とは?