防府市は、瀬戸内海に面した山口県中南部の都市です。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公が晩年を過ごした地でもあります。数ある観光地の影に隠れがちですが、魅力ある 防府 の ランチ にピッタリな名物料理や観光スポットをご紹介いたします。
防府のランチは、おいし名物料理で決まり!
工業の町・防府は歴史ある観光地
防府市は、かつて周防国(すおうのくに)と呼ばれ政治の中心地でした。今でも歴史・史跡が多く残っており、かつての繁栄が想像できます。
江戸時代中期から260年にわたり塩田が栄え、全国有数の塩の産地として発展しましたが、その後衰退し現在、その塩田跡地は巨大な工業地帯に変わり、多くの工場が建ち並ぶ工業の町となりました。
しかし、歴史ある観光スポットは多く、山口県の国宝の半分は防府市にあり、観光地としてもみどころはたくさんあります。
交通アクセスは、山陽新幹線・新山口駅からJR山陽本線に乗り換え約15分で防府駅に到着します。また、飛行機をご利用の場合、山口宇部空港からバスで新山口駅まで所要約35分かかり、防府駅行きのJRに乗り換えます。
B級グルメのランチ
観光の合間に食べるランチは、防府の名物料理がおススメです。
全国でB級グルメが名物になる中、防府市にも山口県主催の「美食(びぃくぅ)グランプリ大会」で優勝をした「みそ焼きマイマイ」というご当地グルメがあります。
ソースの代わりに、焼いたもろみ味噌を使った焼うどんで、お魚のすり身で作った「ギョロッケ」というコロッケが添えられています。
防府市内のカフェなどで食べることができ、お店によって味や具材、盛り付けなどが違います。提供しているお店が増えていますので、防府を訪れた際にはランチにぜひご賞味下さい。
夏の定番ランチ
防府沖の海では古くから鱧漁が盛んで、防府市は全国有数の鱧の産地です。漁獲量も全国トップクラスの防府産鱧をブランド化し「天神鱧」と呼ばれています。
5月中旬~9月中旬の夏の定番料理として産地ならではの新鮮でおいしく、お手頃な価格のメニューがお店ごとに用意されています。防府市観光協会のホームページで、天神鱧がいただけるお店をご案内しており、予約が必要なところもありますので、事前にご確認下さい。
防府の新名物ランチ?
防府市では、玉子かけごはんを新しく名物にしようと力を入れています。誕生のきっかけは、2015年に放送された大河ドラマ「花燃ゆ」です。
晩年を防府で過ごした主人公・文(楫取美和子)の好物が「玉子かけ」であると、夫・楫取素彦の書簡「垂涎三尺(すいぜんさんじゃく)」に記されていました。そこから、玉子かけごはんのプロジェクトがスタートしました。
防府天満宮周辺を中心に12のお店で、オリジナルの卵かけごはんメニューを食べることができます。「ほうふ玉子かけごはん」サイトでお店のご案内をしています。観光の合間のおいしいランチメニューとしていかがでしょうか。
周辺の観光スポット
先にも述べましたように、工業の町であるとともに観光地でもあります。中でもおススメ観光スポットは、防府天満宮と毛利邸です。
防府天満宮は、「京都の北野天満宮」と「福岡の太宰府天満宮」とともに日本三大天神と呼ばれています。学問の神様として親しまれている菅原道真をお祀りしており、多くの受験生やその家族が合格祈願をしに訪れます。
国の重要文化財が9点、県・市指定文化財8点、他500点の宝物や古典籍を収蔵している歴史ある神社です。防府市観光で、外せない人気スポットです。
毛利邸は明治維新後、旧長州藩主・毛利氏が完成させた邸宅と庭園です。現在は、国指定の名勝となっており、季節ごとに梅、桜、ハナショウブ、もみじなどさまざまな花や紅葉が訪れる方を楽しませてくれています。
また邸宅の一部を毛利博物館として、2万点の文化財を所蔵・展示しています。雪舟の最高傑作「四季山水図」(国宝)、「紙本著色毛利元就像(しほんちゃくしょくもうりもとなりぞう)」(重要文化財)や毛利元就自筆「三子教訓状」(重要文化財)などが有名です。
鮮やかに彩られた広大な庭園と歴史的価値のある建物・多くの文化財をみることができる貴重なスポットです。
女性に人気の観光地、下関のふく(ふぐ)や有名な温泉地など山口県にはみどころがたくさんある中、防府に足を運ぶ機会がなかなかない方もいるでしょう。
しかし、防府には食べていただきたい名物料理、歴史を感じることができる観光スポットがたくさんあります。ぜひ防府散策とおススメ名物料理のランチをお楽しみ下さい。
まとめ
防府のランチは、おいし名物料理で決まり!
工業の町・防府は歴史ある観光地
B級グルメのランチ
夏の定番ランチ
防府の新名物ランチ?
周辺の観光スポット