東北の麺大国岩手県。実は岩手県には名物麺料理が数多くあります。そばからラーメン、冷麺など種類もそれぞれ違います。その中で、今回ご紹介するのが 一関 の ラーメン です。
ラーメン自体はオーソドックスな味のお店が多いのですが、サイドメニューにひと工夫あります。
東北の麺大国岩手県の一関でラーメンを食べる!(前編)
岩手県の一関市はこんなところ!
日本の都道府県では、北海道に次いで大きい岩手県。その岩手県の最南端に位置し、人口12万人あり岩手の玄関口といわれている都市が一関です。市内には鉄橋として日本一長い東北新幹線の「第一北上川橋梁」があり、鉄道マニアには知られています。
名前の由来はいくつかあり、どの由来にも「関」に関係しているところから、昔から関として栄えていたのでしょう。
毎年2月11日の極寒の時期に「大東大原水かけ祭り」が行われます。江戸時代から続く奇祭として有名で、厄年を迎えた男性達が街中を裸で走り抜け、沿道にいる街の人々が桶で諸々の願いを込め男性達に水を掛けます。
近年は他県からの参加者も多く、東北を代表する冬のお祭りです。
こんなに多い岩手県の名物麺料理
岩手県の麺料理と聞いて何が思い浮かびますか。「わんこそば」が浮かぶ方がやはり多いのではないでしょうか。江戸時代から続く名物料理で、食べた数を競う選手権で有名です。ちなみに最高は小林尊さんの645杯で、何と12分で食べた記録です。
つぎが、やはり冷麺でしょうか。「盛岡冷麺」と呼ばれ、もはやひとつのブランドになっています。韓国人の青木輝人さんが1954年(昭和29年)に盛岡で開業した「食堂園」で出したのが最初とされています。
最後に、「盛岡じゃじゃ麺」です。この3つを合わせて「盛岡三大麺」と呼ばれています。じゃじゃ麺専用のうどんのように感じられる独特の麺に肉味噌、キュウリ、ネギをのせ、ラー油、おろしショウガ、ニンニクをかけて食べます。
食べ終わった後が特徴的で、食べ終えた器に卵を割って入れ、肉味噌とゆで汁を加えスープにして飲みます。
このスープが「鶏蛋湯(チータンユ)」と呼ばれ岩手の郷土料理として愛されています。実は、この他に一関はラーメンでも知られています。他の地域にはない、サイドメニューが独特で人気があります。
ラーメンに合うサイドメニューは?
若い人は、ラーメンだけじゃ少し物足りないと感じることも多いでしょう。ラーメンのサイドメニューといえば、昔から人気があるのがやはり餃子。多くのラーメン店でメニューにあり、ランチタイムは割引サービスしているお店も数多く存在します。
他にも半チャーハン、トッピングを利用したチャーシュー丼などが定番でしょうか。変わったところでは、和歌山ラーメンの早寿司と呼ばれるサバの押し寿司が有名です。
実は、一関の名物料理はお餅なのです。日本人に親しまれている食材であり、お雑煮として全国的に食べられています。それだけ親しまれている食材でも、伝統食として1年中食べられている地域は珍しく、その一ヶ所が一関です。
そのお餅をサイドメニューとして出すラーメン店が一関にはあります。変わったサイドメニューとして知られ、さすがお餅が郷土料理の土地柄といえます。
まとめ
東北の麺大国岩手県の一関でラーメンを食べる!(前編)
岩手県の一関市はこんなところ!
こんなに多い岩手県の名物麺料理
ラーメンに合うサイドメニューは?