海外旅行で心配事のひとつに時差ぼけの問題があります。頭では理解していても体がついていけず、体調を崩す方が多くいます。
せっかくの旅行が台無しにならないように、 時差 ぼけの対策をしっかりしましょう。日本人に人気の国を 英語 圏に絞ってご紹介します。
時差ぼけと上手く付き合い、旅を楽しむ!英語圏編
各国の時差とサマータイム
アメリカやオーストラリアなどは、国の中でも時差があります。そして、日照時間が長い夏季は時間を1時間早めるサマータイムも導入しています。
しかし日本国内は統一されており時差はありませんし、サマータイムも今は導入していません。国内を移動するだけでも1~3時間も時間が違う状況は、日本人には馴染みがありません。
日本でも人気のアメリカ本土では、ニューヨークは14時間(サマータイム時期13時間)、シカゴは15時間(サマータイム時期14時間)、ラスベガス・ロサンゼルスは17時間(サマータイム時期16時間)、日本より遅れています。本土以外のハワイに至っては、19時間もの時差があります。
同じく人気の国イギリスのロンドンは9時間、日本より遅れています。サマータイムが導入されていますので、その時期は8時間遅れになります。
オーストラリアは、シドニーは1時間(サマータイム時期2時間)、ブリスベーンで1時間、日本より進んでいます。地理的に西にあるパースは逆に1時間、日本より遅れています。
ここで注意していただきたいのが、オーストラリアは州ごとにサマータイムの導入を決めていますので、導入していないブリスベーンやパースは夏季も時差は変わりません。四季も日本と逆になりますので、日本が冬の時期がオーストラリアではサマータイム時期になります。
Jet lag
時差ぼけは英語で「jet lag」といい、日本語の時差ぼけより要点を押さえた言葉といえます。「ジェット機」+「ずれ、遅れ」の意味で、ジェット機に乗って数時間以上の時差がある場所へ短時間で移動をすると、現地時間に対応しきれず自分の体内時間とずれてしまうのです。
日本との時差が大きいと、現地でも日本に帰ってきてからも時差ぼけに悩まされる方が多いでしょう。そういう意味では、オーストラリアは季節の問題がありますが、時差ぼけの心配はほとんどありません。いつも時差ぼけがひどい方には最適な国です。
時差ぼけになると、「夜眠れない」「日中眠い」「だるい」「頭が痛い」「食欲がない」など人によってさまざまですが、一番多いのは睡眠障害です。しかし睡眠を調節し生活を整えれば症状が楽になることがあり、より旅行も楽しめます。
出発前の時差ぼけ対策
時差ぼけを緩和するために、出発前にできることをしましょう。特別なことをするわけではありません。基本的なことですが、まずは睡眠時間をたっぷりとり、しっかりと食べ日常生活を整えましょう。
出発の2,3日前にはアメリカへ行く場合は早寝早起きを、イギリスに行く場合は遅寝遅起きを、できる範囲で実践してみて下さい。8時間以上の時差があると現地時間に合わすことは難しいですが、時差を縮めることで、時差ぼけを予防できる可能性があります。
機内の過ごし方
機内では、リラックスして過ごして下さい。飛行時間も長くなると、体の負担になるような締め付ける服や靴は避けたほうがいいでしょう。機内でもリラックスして体を整えることが大事になってきます。
そして、早めに腕時計を現地時間に換えて時間を意識しましょう。機内で案内してくれている場合もありますが、客室乗務員に確認していただければ教えてくれます。
例えば、日本を夕方17時に出発するロサンゼルス行きのフライトに乗るとします。現地到着は朝ですから、到着後すぐ行動することになります。日本時間17時は、ロサンゼルス時間夜中の0時(サマータイム時期1時)です。飛行機に乗ったら機内食はしっかりと食べ、できるだけ早く眠りましょう。
時差ぼけと上手く付き合う
現地に到着したら、体調を確認しながらゆっくり体のリズムを現地時間に合わせていきましょう。ひどい場合は、無理をせず体を休め、時差ぼけと上手く付き合う必要があります。無理をすると旅行中ずっと体調不良が続き、ようやく慣れた頃に帰国ということもあり得ます。
帰国後も、時差ぼけで日常生活に支障をきたすことがよくあります。周囲からは理解してもらえないこともしばしば、体験した人にしかわからないつらさです。
日本の生活時間に慣れるために、日中は太陽のやわらかな日差しを浴び、軽い運動をして3食きちんと食事をとり規則正しい生活を心がけましょう。
リフレッシュするつもりが、旅行中ずっと時差ぼけでは何のための旅行かわからなくなってしまいます。無理をせず、自分ができることを準備しておくのも楽しむために必要ということです。
まとめ
時差ぼけと上手く付き合い、旅を楽しむ!英語圏編
各国の時差とサマータイム
Jet lag
出発前の時差ぼけ対策
機内の過ごし方
時差ぼけと上手く付き合う