秋田県の角館は、歴史ある武家屋敷が建ち並ぶ人気観光地です。その風情ある佇まいから「みちのくの小京都」と呼ばれています。
角館 観光の合間には、秋田県名物を ランチ でいただいてはいかがでしょうか?ランチにおすすめのお店と歴史ある武家屋敷についてご紹介いたします。
角館で武家屋敷散策!ランチは秋田名物(前編)
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城下町の姿を残す角館
秋田県にある角館は、300年以上前の城下町の姿を残す人気観光地です。
南北に細長い街並みは、火災の燃え広がりを防ぐための「火除け」と呼ばれる広場を中心に、北側を武士が住む「内町(うちまち)」、南側を町人や商人が住む「外町(そとまち)」にわけていました。
火除けは現在、仙北市角館庁舎にかわり、内町は武家屋敷が残る落ち着いたエリアに、外町は商家や蔵など昔の建物を残しつつレストランやお店が並ぶエリアなっています。
それぞれ趣の違うエリアを昔の人の暮らしぶりを感じながら散策できます。
武士の家を訪問
現在も武士の屋敷が建ち並ぶ武家屋敷通りは、その歴史的価値のある景観を保存し後世に残すため、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
そして現存する6軒の武家屋敷が一般公開されおり、武士の家を訪ねることができます。
武家屋敷通りの北側にある「石黒家」は、角館に現存する武家屋敷の中で最も古く、唯一、座敷に上がって見学することができます。常設展示の他、季節によっては貴重な掛け軸や着物、ひな人形などが展示されることがあります。
石黒家の南隣にある「青柳家」は、広大な敷地に約3万点の貴重な品々を展示しています。また庭では、600種類の木や花が訪れた方を季節ごとに楽しませてくれます。
青柳家より南側に「岩橋家」があります。屋根はもともと茅葺きでしたが、木羽葺きに変えられました。そのおかげで、明治時代の大火の際、焼失せずにすんだといわれています。
岩橋家より西側にある「松本家」は、唯一残っている下級武士の屋敷です。他の武家屋敷とは違い小さく簡素な建物ですが、奥ゆかしい雰囲気があります。
岩橋家より南側に「河原田家」があります。現在の建物は、明治時代に建て直されたものですが、間取りは武家屋敷の佇まいそのままが残っています。表座敷は、この地方特有の書院造りです。
河原田家の南隣にある「小野田家」は、門から玄関まで約20mあり、その間に広がる見事な庭園を眺めることができます。屋敷は、明治時代の大火で焼失しましたが、間取りはそのままに再現されています。
春はしだれ桜が美しく、夏は新緑、秋は紅葉が見事です。冬は雪でアスファルトが隠れ、江戸時代にタイムスリップしたような景色をみることができます。
まとめ
角館で武家屋敷散策!ランチは秋田名物(前編)
城下町の姿を残す角館
武士の家を訪問