今度の旅行の行き先はカナダという場合、飛行機とホテルを手配するだけでは、準備完了となりません。渡航先により、それぞれの国のルールがありますが、 カナダ の場合、短期間の滞在でビザは不要だとしても、 eTA の手続きが必要です。
そのeTAについてご案内しましょう。
カナダ旅行が決まったら、まずはetaの手続き。
etaって何?
eTAと表記されます。Electronic Travel Authorization(電子渡航認証)の略です。
通常、6ヵ月以内の滞在については、ビザが不要ですが、カナダへの入国ビザが免除されている国籍をもつ方々が、空路でカナダに入国、または飛行機の乗り継ぎでカナダに入る場合に必要なものがeTAです。
認証されると、その方のパスポートに電子的にリンクされ、5年間、または、パスポートの有効期限までが有効期間となります。
ただし、あくまでも空路での入国に限るもので、陸路や海路での入国の際にはeTAを取得する必要はありません。
誰もが必ず必要?
カナダへの入国ビザが免除されている国籍の方(米国国籍を除く)はeTAが必要です。
カナダの永住権保有者が空路でカナダに入国する場合は、eTAは不要です。ただし、カナダ永住者カードや、カナダ永住者旅行書類を持っている必要があります。
また、米国の永住権保有者については、空路でカナダに入る場合、eTAと米国のグリーンカードも必要になります。
その他、留学生や一時就労者のケースですが、eTAが必要な国籍の方で、2015年8月1日以前に就学(就労)許可証を受給している場合、その方が一度カナダを出国して、再度空路で入国するということがあれば、eTAは必要です。
どうやって手続きするの?
申請料は7カナダドルです。
携帯電話も含め、インターネットにアクセス可能な電子機器でのオンライン申請を行います。申請は英語・フランス語ですが、申請方法が各国語で用意されていますので、参考にしながら手続きを進めましょう。
まず、申請に必要な次の3つのものを準備します。
パスポート、Eメールアドレス、そして7カナダドルの支払いが可能なクレジットカードです。
オンライン申請では、最初に、申請が必要な方かどうかの確認をしてから、パスポートの発行国の記入、空路での入国かどうかに対して「Yes」、そして「次に該当するか?」という質問が出てきます。該当する場合は「Yes」になりますが、観光旅行の場合は「No」になる方がほとんどです。
そして次に代理人申請かどうかの質問があります。
ここまで完了したところで、個人情報に進みます。
Surname(苗字)、Given name(名前)、生年月日、生まれた国、生まれた都市を入力します。日本国籍以外の方の記入欄もあります。
続いて、性別、婚姻状況についての欄になります。
性別は、Male(男性)、Female(女性)、Other(その他)のように記入します。
その後、過去にカナダのビザの申請をしたことがあるかの質問、そして今回のカナダ滞在のために用意している費用を入力します。これは大まかな金額で問題ありません。
次にパスポートの詳細情報です。
パスポート番号(確認のために2回入力)、パスポートの発行国、発行年月日、有効期限日が必要です。
それから、連絡を取る際の言語として、英語かフランス語を選択し、Eメールアドレス(確認のために2回)、現住所の入力をします。
最後にカナダ政府の承諾事項、同意するかどうかの確認があり、同意するにチェックを入れ、署名としてローマ字のフルネームを記入したら、支払いに進みます。
入力はここまでです。
申請が完了すると、eTA番号が記載されたメールが届きますので、メールを削除しないよう気をつけて大切に保管しましょう。
これでパスポートにeTA情報がリンクされたということになります。
取得にかかる日数はどのくらい?
ほとんどの場合、申請後、数分~72時間以内で完了のEメールを受け取ることができます。
承認されたかどうかにかかわらず、回答のEメールが届くことになっていますので、もしも72時間を過ぎても届かない場合は、入力したEメールアドレスに誤りがあったかもしれません。
また、迷惑メール対策で受信できないよう振り分けられている可能性もありますので、ご自身のメール設定を再度確認することも必要でしょう。
カナダへの渡航が急に決まった場合でも、このようにオンラインで申請できますので、あわてず確実に手続きをしましょう。
まとめ
カナダ旅行が決まったら、まずはetaの手続き。
etaって何?
誰もが必ず必要?
どうやって手続きするの?
取得にかかる日数はどのくらい?