山梨県の河口湖は、富士五湖のひとつとして知られ、四季折々の景色が人気の観光スポットです。特に河口湖と富士山、鮮やかな紅葉を一度にみることができる秋は、多くの観光客で賑わいます。
毎年開催される 紅葉 まつりや絶景スポットなど秋の 河口湖 についてご紹介いたします。
秋色に染まる河口湖へ!富士山と紅葉を贅沢に満喫
河口湖とは
富士山の麓に位置する山梨県の河口湖は、西湖・精進湖・本栖湖・山中湖とともに富士五湖として知られています。2011年に国の名勝に指定され、2013年には「富士山信仰の対象と芸術の源泉」の一部として世界文化遺産に登録されました。
富士山側の東岸エリアは、ロープウェイや遊覧船、温泉街がある河口湖観光の拠点です。また河口湖駅や中央自動車道・河口湖インターチェンジがあり、町の玄関口として観光客を最初に迎えるエリアです。
一方、富士山の反対側にあたる北岸エリアは、湖を挟んで美しい富士山を撮影できる絶好のポイントです。河口湖と富士山の季節ごとに違う姿を眺めることができます。
最大の紅葉スポット
春は桜、夏はラベンダー畑、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季折々の景色を楽しめる河口湖ですが、特に秋の紅葉は多くの方が訪れる一番人気の季節です。
北岸エリアの梨川沿いに、「もみじ回廊」と呼ばれ、人で賑わう河口湖最大の紅葉スポットがあります。
もともと大正時代に河川の氾濫を防ごうと、住民がもみじを植えたことから始まりました。今では約60本の赤く染まるもみじの古木が、人気紅葉スポットとなり、訪れる方を魅了しています。
紅葉の見ごろは、11月上旬~中旬が最盛期ですが、緑色の木々に赤や黄色が混ざり始めた頃や、もみじの落ち葉でできた赤いじゅうたんの上を散策できる紅葉後半も魅力的です。
時期が少しずれても、美しい景色が迎えてくれますので、落ち着いてゆっくり散策したい方には、最盛期前後もおすすめです。
夜のもみじ
11月の最盛期には、もみじ回廊がメイン会場となる「富士河口湖紅葉まつり」が、午前9時~午後5時まで毎日開催されます。会場内に設置されたステージでさまざまな催しが行われ、おいしい食べ物の屋台が並びます。
また、かわいい雑貨やアクセサリーが購入できるクラフト市なども出店され見どころ満載です。
そして午後4時30分頃~午後10時までは、ライトアップされます。日中だけ訪れるのは、もったいないです。
夜の暗闇の中で照らされる紅葉は、青空の下でみる自然の美しさとはまた違います。幻想的で優雅な姿に感動するでしょう。混雑することは避けられませんが、夜のもみじもぜひご堪能下さい。
まつり期間中は、臨時駐車場が用意されていますので、車での来場も可能です。しかし、土日祝日やライトアップの時間帯を中心に大変混み合うことが予想されます。平日来場や早朝出発、公共交通機関利用などの対策を検討しましょう。
もう一つの紅葉スポット
もみじ回廊以外にも、地元の方はもとより全国から観光客が目指す大人気の場所があります。
道路にせり出し覆いかぶさったもみじの木々で、トンネルのようになっていることから「もみじトンネル」と呼ばれる紅葉スポットが、北岸エリア西側の湖北ビューラインにあります。
絶好の撮影ポイントとして知られ、富士山の頭をもみじが覆うように広がる美しい構図の写真が撮れます。
20台ほど置ける無料駐車場がありますが、紅葉シーズンの駐車は混み合うでしょう。人や車が多いので、交通マナーを守り、通行や撮影には十分注意をして下さい。
もみじ回廊から車で約15分のところにありますので、両方の紅葉スポットを巡ることをおすすめします。なお、もみじトンネルは、「富士河口湖紅葉まつり」期間中に行われるライトアップはしていません。
湖上からみる紅葉
湖沿いからだけでなく、湖上から紅葉を眺めるのもいいのではないでしょうか。
東岸エリアから、遊覧船「アンソレイユ号」に乗船できます。
1階の船室内にソファーとテーブル、船後方に屋根付きのデッキがあります。2階デッキからは遮るものが一切ない雄大な景色を360度楽しめます。
1時間に1~2本のペースで運行しており、所要時間約20分で河口湖を1周します。料金は、大人(中学生以上)930円・小学生470円・未就学児無料です。
駐車場は、無料で300台まで駐車可能です。また河口湖駅より徒歩約10分のところに乗り場がありますので、車の方以外も便利です。
湖上からの眺めは目線が変わり、新しい景色に出会えるでしょう。どの方向から見ても絵になる贅沢な風景を、秋の河口湖でお楽しみ下さい。
まとめ
秋色に染まる河口湖へ!富士山と紅葉を贅沢に満喫
河口湖とは
最大の紅葉スポット
夜のもみじ
もう一つの紅葉スポット
湖上からみる紅葉