キャンプを快適に過ごすときに、チェアももちろん大切ですが、テーブルにもこだわりを持ちたいものです。そこで自分の好みにあったものを探してもよいのですが、自分好みにつくってしまおうと、自作する人も増えてきました。
今回は キャンプ で活躍する 自作 の テーブル についてご説明していきます。
初心者から上級者までキャンプで活躍する自作のテーブル
初心者でも作れる折りたたみテーブル
アウトドアでキャンプに使うテーブルのポイントは持ち運びのよさです。一枚板の天板と4本の脚をビスで留めてしまうと、車に乗せるときに脚の部分が邪魔で他の荷物が積みにくくなります。
脚の部分を折りたたみにするデザインだと少しDIYに慣れた方でないと少しずれただけでうまくいかない恐れがあり、初心者では作るのに躊躇してしまいます。そこで、おすすめなのが、脚は市販の「折りたたみスタンド」を利用して天板だけ作る方法です。
ホームセンターで購入できる板2枚を蝶番でつなげるというシンプルな工程なので、設計図を書いたり、いろいろな長さにカットして組み合わせたりという手間はありません。
しかし、テーブルは角がとがったままでは危険なので、ここは丁寧に作業するべきです。のこぎりで1センチほど斜めに切り落としたあと、サンドペーパーをかけて丸く仕上げるようにすると簡単で安全にできます。
木材には全体にサンドペーパーをかけたあと、ニスを塗ると完成です。ニスはムラにならないようにうすめに塗り、重ね塗りするときれいに仕上がります。
また、蝶番部分で板を半分に折るとすき間ができてしまうので、板どおしを安定させるためにゴム素材のようなものをいくつか挟むような工夫が必要です。どうしても車に積むときに重たい天板は一番下に入れることが多いので、すき間なく平らに仕上げたいものです。
大きいものを1つ作るよりも小さめのものを同じもので2つ作ると、収納も楽ですし2つつなげて長く使ったり、別々の用途で使ったりと使い勝手がいいのでおすすめです。
DIY上級者向け脚が折りたためるテーブル
DIYが好きで慣れた上級者にチャレンジしていただきたいのは、脚が折りたためるタイプのテーブルです。やはり持ち運びやすい軽さと加工のしやすさの面では木製のものが作成しやすいでしょう。
脚の折りたたみ方は、パタンと畳むものでもよいのですが、クロスにして真ん中をピンで刺すしくみなどを設計してみてはいかがでしょうか。
天板は、サイドテーブル使いの小さめのものなら折りたたみ式に作らなくても、車に乗る大きさであれば、1枚もので大丈夫です。しかし、ただ板1枚というのも脚にこだわった少し見た目をおしゃれに、すのこのように仕上げるのもおすすめです。
自作でオリジナリティーを存分に出す
自作のいいところは、ブランドものを購入するのに比べて値段が安いということもありますが、一番はオリジナリティーが出せるということです。
例えばテーブルのサイドにタオルかけのような棒を取り付けておくと、そこにフックを掛けておけば、調理器具やキッチンペーパーなどテーブル上に置いているとかさばるいろいろなものが吊り下げられる便利なものになります。
キャンプ初心者の頃はテーブルといっても、自分たちにとってどういうものが使い勝手がよいのかわからないので、ひとまずなんらかのテーブルを購入することが多いのですが、実際に使ってみると場面ごとに希望が出てくることが多いようです。
例えば、市販の焚き火テーブルの横に食材などを置くスペースとして同じ高さの手軽なサイドテーブルがあれば便利だし、欲しいな・・・といった具合です。欲しい高さにぴったり合わせて作れるのは自作ならではのことです。
また、良い材質の素材を買い集めて作るのではなく、あえて廃材を利用したり100均一で材料を揃えたりして、ほとんどお金をかけずに、そうとは全く見えないクオリティの高いものを作成してみるというのも、オリジナリティーにあふれています。
節約できた喜びややりがいもあり、逆に思わず誰かに自慢したくなるのではないでしょうか。
まとめ
初心者から上級者までキャンプで活躍する自作のテーブル
初心者でも作れる折りたたみテーブル
DIY上級者向け脚が折りたためるテーブル
自作でオリジナリティーを存分に出す