「織田信長の名言は生きる力を与えてくれる(前編)」では、織田信長の人物像についてご紹介いたしました。後編では、政治家としての 織田 信長 の手腕や彼が残した 名言 をご紹介いたします。
尾張の大うつけ者と呼ばれた男は、どのような男であったのでしょうか。
織田信長の名言は生きる力を与えてくれる(後編)
政治家としての信長もすごかった
織田信長は戦国武将というイメージが強いですが、経済を発展させるための改革を行った凄腕の政治家でもあります。
有名な改革は楽市楽座を実施したことです。特別な権利を持っていた商人たちを排除して新規の商人たちのために税金を取らずに取引ができる場所を作りました。これは新しい商人を育てると同時に経済を活発にすることが目的です。
また、関所の廃止も実施しました。関所は通る際に税金が必要なのですが、その関所を廃止することにより物品の往来を活発にすることができました。信長はこうして従来の決まりを変えることにより経済を発展させたのです。
大きな敵も戦略で討つアイデア武将だった
信長の強さを物語る戦いといえば「桶狭間の戦い」です。駿河の戦国大名である今川義元との戦いで、日本三大奇襲の一つと呼ばれています。
25,000の大軍を5,000の信長の軍隊が破ったという驚きの戦です。(軍隊の数には諸説あります)場所や地形、攻撃の方法などの策を練り勝利を手にしたと言われています。その後の長篠の戦いでは、最強の騎馬軍団を持つ甲斐の戦国大名武田勝頼に大量の火縄銃を活用して勝利しました。
後世、火縄銃の数や火縄銃の作戦など事実ではないとの説があがりましたが、当時火縄銃を使ったことは事実で画期的でした。
織田信長の名言は仕事や人生に力をくれる
これまで見てきた信長の人との接し方や政治家としての面、戦国武将としての面は現代に生きる私たちのさまざまな場面に活かせるような気がします。信長は数々の名言を残しました。その中で、特に人生において力を与えてくれる名言を紹介します。
その前に、一度は聞いたことのある句をを紹介します。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
これは、信長を表す句であり本人が読んだものではありません。短気で冷酷、役に立たないものは切り捨てる様を表しています。
では、ここからは信長の名言です。
臆病者の目には敵は常に大軍に見える。
これは簡単に言うと弱気になるのではなく、戦略を練ったらチャレンジしないと勝利は得られないという意味です。自分よりも大きな相手に戦いを挑んだ信長だからこその言葉ではないでしょうか。
絶対に絶対はない
不可能と思えることでも突破口はある、または大丈夫と思った時に隙が生まれるという名言です。常に希望を持ち油断をするなということではないでしょうか。
必死に生きてこそその生涯は光を放つ
これは説明するまでもなく、そのままの意味です。とても心に響く言葉です。
理想を持ち信念に生きよ。理想や信念を見失ったものは戦う前から負けているといえよう。そのようなものは廃人と同じだ。
信長は常にこの言葉を自分の中に持っていたのではないでしょうか。この言葉通りに生きていた人だと感じます。
たしなみの武辺は生まれながらの武辺に勝れり
主要な点だけまとめると、努力をして身につけた能力は、元々ある才能よりも優れている。大切なのは日々努力を積み重ねることである。持って生まれた才能も放っておくと磨かれません。常に自分を磨く努力を怠るなと言っているのです。
ほんの一部の名言ですが、信長の行っていた身分にこだわらない人材選び、行動力につながっています。口先だけではなく信長が実行、実現しているのでとても参考になります。
マイペースという言葉を都合よく使って努力を怠ることが多くなっていると感じたら、この信長の名言を思い出してみてください。
まとめ
信長の名言は生きる力を与えてくれる(後編)
政治家としての信長もすごかった
大きな敵も戦略で討つアイデア武将だった
織田信長の名言は仕事や人生に力をくれる