温泉ブームといわれ久しく経ちますが、都心へ住んでいるとそうそう温泉に行くということもできません。そういう時便利なのが銭湯。最近では、泉質の違いなども楽しめ人気になっています。
今、その銭湯の熱い街が桜台。今回は、 桜台 の 銭湯 をご紹介します。
今、銭湯が熱い!だから桜台に行こう!
桜台ってどんな街?
桜台は練馬区の南東部に位置する、緑多い閑静な住宅街です。アクセスは西武池袋線「桜台駅」を中心に、西武有楽町線「新桜台駅」、東京メトロ有楽町線・副都心線「氷川台駅」3路線3駅が利用可能なフットワークに優れた立地です。
その名の由来は、以前千川上水の堤にあった桜にちなみます。現在は当時を惜しんだ地元民が、千川通りに桜を植樹し美しい桜並木を見ることができます。
他にも、見事な桜並木が楽しめる石神井川の緑道はサイクリングコースになっており、「練馬駅」などの数か所でタウンサイクルの名称で自転車の貸し出し行っています。
また、桜台周辺はラーメン店激戦区としても有名なので、サイクリングを楽しみながら食べ歩きも宜しいのではないでしょうか。
日本独自の銭湯、由来は?
銭湯はもともと仏教が日本に伝来した当時、僧侶が身を清めるために寺院に設けられた「浴堂」が始まりとされています。それが鎌倉時代になり庶民に開放する寺院が現れ、後に入浴料を取るところが出てきました。それが今の銭湯の原型といわれています。
東京における初めての銭湯は、江戸時代に銭瓶橋に開業されたものとされ、当時は入浴するという形ではなく蒸気湯でした。現代に近い銭湯は1877年(明治10年)に東京神田区連雀町に鶴沢門左衛門が考案した「改良風呂」と呼ばれるものです。
昭和30年代には銭湯の利用世帯も全世帯の40%近くありましたが、徐々に減少し昭和40年代以降は30%前後まで減少してしまいました。その後、スーパー銭湯の流行もあり、軒数の減少にも拍車が掛かりました。
銭湯とスーパー銭湯の違いは?
以前銭湯は生活に密接したものでした。その生活スタイルが変わったのが、ガス風呂が登場したのが1910年(明治43年)のことでした。ガス風呂の登場が内風呂の普及に拍車をかけ、住まいにおける内風呂が増えていきます。
そして、内風呂が当たり前になるきっかけが、公団住宅のすべてに風呂が付いた1955年のことです。それまで生活の一部だった銭湯が、徐々に娯楽へと変わっていきました。
そこに登場したのがスーパー銭湯です。第1号店とされているのは、1990年(平成2年)に愛知県名古屋市の開業した「竜泉寺の湯」といわれています。
設備は銭湯というよりは、娯楽施設といえます。泉質や酒風呂のような変わり湯によって湯船がわかれ、子ども風呂や岩盤浴、サウナばかりではなく、食事処やお休み処まで用意されおり、ちょっとした温泉旅行の気分が味わえます。
桜台で楽しめる銭湯
天然温泉 久松湯
銭湯とは思えないモダンなイメージの建物が特徴で、良質な源泉を利用した温泉になります。広々としたサウナや露天風呂も用意されています。
泉 質
ナトリウム一塩化物強塩温泉 高張性中性温泉
料 金
大人(12歳以上)460円
中人(小学生) 180円
小人(未就学児) 80円
サウナ別料金 400円
営業時間
11:00~23:00
定休日
火曜日
辰巳湯
昔ながらの風情を感じさせてくれる銭湯です。地元の方たちとの結びつきが強く、商店街の中にあるのも特徴です。湯上りの定番、牛乳やコーヒー牛乳が用意されているのも楽しみのひとつです。
泉 質
ナトリウム一塩化物強塩温泉 高張性中性温泉
料 金
大人 460円
中学生 300円
小学生 180円
未就学児 80円(大人1人につき2人まで無料)
サウナ別料金 300円
営業時間
14:30~24:30(サウナ・露天風呂は24時まで)
定休日
水曜日
川場湯
改装によってビル型銭湯になりましたが店主のこだわりで、昔ながらの銭湯のおもむきが残されています。露天風呂は年間をとおして「ユッカ濁り湯」を楽しむことができます。
泉 質
高濃度炭酸泉
料 金
大人(中学生以上) 460円
小学生 180円
未就学児 80円
営業時間
15:00~24:00
定休日
月曜(祝日の場合は火曜)
年々減少する銭湯の数。都内でも昭和40年代には約2,000軒以上あったものが、現在では約600軒台に減少してしまいました。これだけ付近に銭湯がある地域も珍しく、3軒それぞれに特徴があります。まったくないところに比べたら、うらやましい限りですね。
まとめ
今、銭湯が熱い!だから桜台に行こう!
桜台ってどんな街?
日本独自の銭湯、由来は?
銭湯とスーパー銭湯の違いは?
桜台で楽しめる銭湯