群馬県のほぼ中央に位置する渋川市は、古くから宿場町として栄えました。草津温泉と並ぶ名湯・伊香保温泉があり、観光業が盛んです。
その温泉地周辺には群馬県を代表する名物があります。 渋川 の名湯とともに人気の名物料理を ランチ で楽しみましょう。
渋川で名湯とランチを楽しもう(前編)
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石段と2つの源泉
渋川市は、群馬県のほぼ中央、また日本列島のほぼ中央に位置し、日本のへそと呼ばれています。渋川市がどこにあるかわからない方も、「伊香保温泉がある市」というと、わかりやすいのではないでしょうか?伊香保温泉は、JR上越線・渋川駅よりバスで約20分のところにあります。
伊香保温泉は、奈良時代には万葉集で歌われており、伊香保と呼ばれていたと考えられます。
安土桃山時代に温泉街の原型ができ、江戸時代には湯治場として武士から農民まで多くの方が訪れていました。明治時代には徳富蘆花や竹久夢二、夏目漱石など多くの芸術家にも愛された名湯です。
365段の石段がシンボルであり、その両側には食事処やお土産店、遊技場などが並び、石段街として親しまれています。石段の上には、子宝や安産、縁結びのご利益がある伊香保神社がありますので、ぜひ一番上を目指して階段を上りましょう。
源泉は「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」の2種類あります。「黄金の湯」の泉質は硫酸塩泉で、筋肉痛・神経痛・関節痛・冷え性・五十肩などに効き目があります。
また、女性の方には「子宝の湯」としても知られています。「白銀の湯」の泉質はメタけい酸単純泉で、疲労回復・健康増進・病後回復期に効き目があります。日帰り入浴も可能ですので、両方を入り比べるのもいいのではないでしょうか。
温泉地周辺の名物ランチ
渋川といえば、水沢うどんです。伊香保町水沢地区周辺の名物料理で、香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」とともに日本三大うどんと呼ばれ全国的にも人気があります。のどごしが良く、強いコシと弾力が特長です。
伊香保温泉街より車で約10分のところにありますので、温泉の合間のランチにいかがでしょうか?
おいしい水沢うどんがいただける人気店を3軒ご紹介いたします。
まず「元祖田丸屋」は、1582年(天正10年)創業の歴史ある人気店です。昔ながらの伝統と技法を守り続けており、厳選した素材で作られたこだわりのめんとつゆを堪能することができます。うどんでは珍しい「胡麻つゆ」でいただくもりうどんが人気です。
「うどん茶屋水沢万葉亭」は、団体客に対応でき、お土産売り場も併設している人気店です。モンドセレクション最高金賞を受賞しためんは、強いコシと透明感があります。一品料理も豊富でさまざまな組み合わせが楽しめます。
そして「松島屋」は、水沢山の湧水を使いめんを仕上げており、みずみずしく舌触りはやわらかですが、コシが強く光沢があります。美しく輝くうどんを味わうことができます。
多くのうどん店が軒を連ねていますが、お店よって、めんやつゆの特長が異なり、何度訪れても飽きることはありません。
まとめ
渋川で名湯とランチを楽しもう(前編)
石段と2つの源泉
温泉地周辺の名物ランチ