潮干狩りに行くなら、たくさんの貝を採りたいものです。闇雲に掘って得られるわけではありません。実は潮干狩りにはコツがあるのをご存じですか?
アサリやハマグリの習性を知ること、道具を上手に活用することなど 潮干狩り で大漁に採るための コツ を伝授します。
闇雲に掘っても無駄!潮干狩りで大量GETするためのコツ
潮干狩りのベストシーズンとベストタイム
潮干狩りは一年中できますが、春や秋の海は遠くまで潮が引く特徴があるので狙い目です。ただし秋は干潮のベストタイムが夜間なので、日中の潮干狩りに適しているのは4~5月ごろです。
重要なのは「干潮」の時間帯を狙うことです。貝は満潮の時、波に乗って砂浜へやって来て、干潮の時に砂浜に残されるからです。そのような理由から干潮の前後1時間の間に砂浜にしゃがめるような予定を立てることがポイントです。
「大潮」の日は大きく潮が引きますから普段では行けない場所まで貝を採りに行くことができます。
潮干狩りに必要な道具
潮干狩りの必須アイテムとしては熊手、バケツです。わざわざ買いたくないと思う方は、ポテトマッシャーを代用することができます。貝を痛めないという利点もあります。100円ショップにあるカゴも貝をふるいにかけるのに大活躍します。
素手では手を痛める可能性もあるので軍手、海の反射に強い偏光サングラス、日焼け対策として帽子、ネックガード、日焼け止め、素足よりもマリンシューズが望ましいですが、なければ靴下で十分です。スマホなどの防水対策も忘れないようにしましょう。
アサリやハマグリの習性
アサリ
「浅蜊」と字のごとく浅いところに生息しています。5㎝以上掘っても出なければ他の場所を探します。アサリは群生していますので、1個見つかればその周辺にたくさんいる可能性があります。
アサリは2本の水管を伸ばして海水を吸ったり、吐いたりして栄養を取っていますが、その時に砂浜にぽつぽつと小さな穴ができます。それが「アサリの目」と言われるものです。
このアサリの目を手掛かりにして探すこともできます。
ハマグリ
ハマグリの習性も基本的にはアサリと同じですが、ハマグリはアサリよりも少し深いところに生息しています。ハマグリの場合は15㎝くらいの深さまで掘るようにします。
手際の良さも大切
たくさん貝がいても効率が悪いと採れ高にも影響してしまいます。例えば、熊手で採った砂から一つずつ確認して網に入れる、大きさを選別する、石やごみを取り除いて網に入れるなどの作業は後回しにし、貝を掘ることに専念します。
小さいカゴを準備して、熊手で掘った砂をカゴに丸ごと入れ、ガシャガシャ振ると砂が網目から落ちて貝だけが残ります。
貝のいる場所を聞く
地元のベテランは採れる場所を知り尽くしていますから、情報を教えてもらうことがポイントを探す近道です。
有料の潮干狩り会場であれば撒いた場所を聞いてみることができます。探すのも楽しみの一つですが、採れなければ楽しくありません。天然の貝が足りないから撒いているのだと考えて率直に尋ねてみましょう。
注意点
有害なプランクトンを食べた二枚貝が毒を身体にため込んでしまい毒を持った貝になることがあります。貝毒は見た目や臭いではわかりませんし、どれだけ加熱してもなくなりません。毒貝を避けるためにきちんと管理された場所で潮干狩りを楽しむのが最善です。
温度が上がると貝が傷みやすいので、クーラーボックスと保冷剤を準備し、鮮度のいいまま持ち帰りましょう。塩抜きするための海水も一緒に持ち帰るようにしてください。
まとめ
闇雲に掘っても無駄!潮干狩りで大量GETするためのコツ
潮干狩りのベストシーズンベストタイム
潮干狩りに必要な道具
アサリやハマグリの習性
手際の良さも大切
貝のいる場所を聞く
貝毒に注意