天空の城とも呼ばれる兵庫県朝来市(あさごし)の竹田城は雲海が見えることで有名です。雲海は見える条件として時期、天気、時間などがありますし、交通手段も調べておく必要があります。
そこで、今回は 竹田城 の 雲海 の見える条件と交通手段をご説明します。
竹田城の雲海が見える条件と交通手段
雲海が見える条件とは
竹田城は盆地になっていて山の上にあります。日中、暖められた空気が夜間に冷やされて、近くの円山川の水温よりも低くなると、円山川から霧が立ち上り、山の低い部分にたまるので、雲海が発生しやすいのです。
しかしどの季節のどんな天気でも見ることができるわけではありません。よく発生する季節は、ずばり秋から初冬9月~11月くらいにかけてです。天気は晴天が狙い目です。日中雲ひとつないいいお天気で温かい日の翌朝によく見られると言われています。
秋は昼間は暑く夜に冷え込むことが多いので、昼と夜の寒暖差が10℃以上になりやすく、発生しやすいからです。時間は早朝で明け方から午前8時ごろがおすすめの時間帯で、日の出直後の太陽の光で輝く雲海も絶景です。
雲海を見に行くときの注意点
雲海を見ようとすると、早朝に山に登ることになるので、服装は登山の格好がおすすめです。登山の服装の基本はレイヤード(重ね着)で、吸湿性と速乾性に優れている素材です。服を脱いだり着たりして体温を調節できるもので行くことをおすすめします。
竹田城跡入場には観覧料が必要です。大人は500円、中学生以下は無料となっており、年間パスポートは1,000円です。障害者手帳をお持ちの方とその介護者は入場料免除になります。
観覧時間は期間によって異なります。雲海の見えにくい期間である3月20日~9月18日は午前8時~午後6時、雲海が見えやすい9月19日から12月10日までは、午前4時~午後5時となっています。
冬場と毎年10月の秋祭りの1日は終日登城が禁止になっているので、こちらも注意が必要です。
竹田城跡へのアクセス
姫路駅からで竹田駅までは、JR姫路駅でJR播但線の寺前・和田山方面の電車に乗ります。時間は1時間30分ほどで、料金は1,140円です。
竹田駅からは徒歩で行く場合は、駅裏登山道は徒歩約30~40分、健脚者向きの表米登山道は徒歩40分、南登山道は約60分ほど歩くと竹田城に到着します。
タクシーや天空バスに20分乗って「中腹第2駐車場」まで行き、そこから徒歩で20分歩く方法もあります。
車でも行けますが、雲海の季節でなくても渋滞で駐車場待ちの時間が出るほど人気がある場所なので、近くまで行ってから時間がかかる覚悟が必要です。
車の場合は、和田山ICで降りて約10分で「山城の郷」まで登ることができます。「山城の郷」とは売店やレストランなどがある施設なのですが、一般車両は、バスやタクシーが登ることのできる「中腹第2駐車場」まではあがることができないのです。
「山城の郷」から「中腹第2駐車場」までは約20分歩くことになります。そこからさらに20分ほど登りますので、楽をしようとする考えで車で近くに停めたつもりでも片道でトータル40分歩くことになりますので注意が必要です。
竹田駅から出ている天空バスは全丹バス株式会社が運営していて、12月~2月をを除く期間は毎日運行しています。竹田城跡までは260円、山城の郷までは200円、山城の郷から竹田城跡までは150円となっています。
バス車内で買える1日乗車券も大人500円で発売しています。繁忙期ダイヤでは始発が竹田駅7時50分発で、終発は竹田城跡17時20分です。
行きはタクシーを使ってもっと早い時間に登ってしまい、帰りに山城の郷まで歩いてから休憩したあと、天空バスを使うなど、工夫してみるのもおすすめです。
まとめ
竹田城の雲海が見える条件と交通手段
雲海が見える条件とは
雲海を見に行くときの注意点
竹田城跡へのアクセス