今や日本の国民食といわれているラーメン。しかし、大阪といえばうどん。関西の麺文化で、うどんを外すことはできません。ただ、ラーメンもうどんも麺の原料は同じ小麦粉です。それを考えれば、近年大阪での ラーメン ブームや 淀屋橋 の激戦区への変わりようも納得がいきます。
大阪のラーメン新スポット、淀屋橋へ行こう!(前編)
大阪でのラーメンの歴史
もともとラーメンといえば、こってりという味のイメージがあります。よく「〆のラーメンは、やっぱりあっさりがいいな。」というのは、やはりこってりの意識があるからでしょう。関西の方が関東に行ったとき、うどんだけは馴染めないという話しはよく耳にします。
関東が醤油ベースの汁なのに対して、関西は出汁ベースの汁だからでしょう。実は、大阪の住民1人当たりのラーメン店舗数は、全国でワースト3に入ります。そのワースト3すべてが関西圏です。しかし、最近のラーメンブームで、大阪でも話題のラーメン専門店が多くなりました。
大阪ラーメンの成り立ち
ラーメンブームに無縁だった大阪にも、以前よりおいしいと評判だったお店がいくつかあります。中でも大阪2大繁華街のひとつミナミには、3大老舗ラーメン店といわれるところがあります。
それぞれ1980年前後の開店になります。東京においても第1次ラーメンブームの頃なので、大阪でもラーメンブームの下地はあったということでしょう。
世界的なラーメンブームは大阪発祥!
実は、現在の世界的ラーメンブームのきっかけを作ったのは大阪なのです。皆さんも一度は食べたことがあるだろうカップヌードルは、大阪発祥の日清食品が開発した商品です。
日本でも人気の博多一風堂や味千ラーメンは、今や海外で出店して大人気になっています。それもインスタントラーメンやカップヌードルが流行ったベースがあったからでしょう。
日清食品の創業者である安藤百福氏が1958年に現在のインスタントラーメンの前身であるチキンラーメンを発売しました。そのチキンラーメンを欧米に売り出すにあたり、自身でアメリカに営業に渡りました。
そのチキンラーメンをアメリカ人がカップに砕いてお湯と入れ、フォークで食べていたのを見てカップヌードルを開発したのです。そのカップヌードルが世界中で大ヒットし、ラーメンブームきっかけの下地になったのです。
まとめ
大阪のラーメン新スポット、淀屋橋へ行こう!(前編)
大阪でのラーメンの歴史
大阪ラーメンの成り立ち
世界的なラーメンブームは大阪発祥!