秋田県の 横手 といえば何が思い浮かびますか。まず頭に浮かぶのがやきそばという方が多いのではないでしょうか。それは、第4回B-1グランプリで横手やきそばがゴールデングランプリを取っているからでしょう。しかし、実は ラーメン も有名だったのです。
横手といえばやきそば?実はラーメンも有名なんです。(前編)
秋田県横手市ってどんな街?
秋田県の南部に位置する中心都市で、人口10万人を超える大都市です。横手市といえば「雪まつり」。そして、横手の雪まつりといえば「かまくら」。横手のかまくらは約450年の歴史があると言われています。
そのかまくらが並ぶ幻想的な風景を1936年(昭和11年)ドイツの建築家ブルーノ・タウトが絶賛し、世界的にも有名になりました。今では「横手かまくら」のお祭りが行われる2月15・16日には、毎年50万人もの人出が訪れる観光イベントになっています。
横手と麺料理の関係は?
地方の町おこしのイベントとして開かれるようになったB-1グランプリ。地元横手で開かれた第4回大会で、ゴールドグランプリを取ったのが「横手やきそば」になります。60年以上地元の方に愛されてきた横手名物です。
水分多めの甘口ウスターソースで味付けされ、具にはキャベツと豚のひき肉が入り、上に目玉焼きがのるのが特徴です。横手では駄菓子屋でも販売され、地元の方は子どもの頃からの思い出の味になっています。
しかし、横手にはやきそばとは別に、麺料理の名物があるのです。それが、今や日本の国民食どころか世界の共通食になったラーメンです。「十文字ラーメン」と呼ばれ、横手市十文字地区を中心に食べられているラーメンです。
横手の十文字ラーメンの歴史
知名度では横手やきそばの方が上かもしれませんが、実は十文字ラーメンの方が歴史はあります。正確には十文字中華そばと呼び、1935年(昭和10年)頃マルタマ(まるたま食堂)で出されたのが始まりとされています。
味は煮干しやかつお節で取った出汁を返しで割った醤油味で、麺は細麺の縮れ面で具に麩やかまぼこが入るのは特徴です。十文字中華そばは、今流行りのご当地ラーメンの走りとしても知られています。
今、人気があるラーメン店は2分化されているようなところがあります。
インスパイア系といわれる超人気店の味に感化された味で、有名なところでは二郎インスパイア、青葉インスパイアといったところになります。
もう一方が、十文字中華そばを始めとするご当地ラーメンで、有名なところでは博多ラーメン、和歌山ラーメン、徳島ラーメンといったところです。それぞれに味の特徴があり、人気があります。
まとめ
横手といえばやきそば?実はラーメンも有名なんです。(前編)
秋田県横手市ってどんな街?
横手と麺料理の関係は?
横手の十文字ラーメンの歴史