2016年(平成28年)4月14日に発生した熊本地震は最大震度7を観測したとても大きな地震です。熊本地方はもちろん大分県もその地震の被害を受けました。大分県には別府や湯布院といった観光地があります。
今回は、 地震 後の 湯布院 についてご紹介します。
湯布院は地震後も観光地として頑張っています。(前編)
湯布院とはどんなところ?
湯布院は九州の北側にある大分県の中部にあります。街を見守るような雄大さから「豊後富士」と呼ばれている由布岳の麓にある温泉地です。標高450メートルの盆地なので、夏も涼しく過ごしやすく、避暑地で有名な軽井沢と比較され「東の軽井沢、西の湯布院」ともいわれています。
由布岳のほかにも鶴見岳、倉木山、飛岳、福万山など山がたくさんがあり、自然が豊かなところです。人が多く集まり、お店や施設がひしめく観光地でもすぐそばに自然を感じることができるととても癒されます。
湯布院?それとも由布院?
「湯布院」とご紹介してきましたが、「由布院」という表記も見かけます。どちらも間違いではありません。昭和30年に由布院町と湯平町が合併して生まれた地名なのです。
地元では湯平町を含む場合は「湯布院」それ以外は「由布院」と区別されているようですが、観光客の認識としては駅は「由布院」、観光地としては「湯布院」となっています。
その後も近年大合併が行われ、さらに区別がややこしくなり「ゆふいん」とひらがな表記されることが多くなりました。
観光のみどころは?
湯布院観光でオススメなのは、湯の坪街道から金鱗湖までのコースです。
湯の坪街道というのは、由布院駅からすぐのところにある江戸情緒が漂う街並みのことです。お土産屋さんはもちろん、食事ができるお店や雑貨屋さん、ギャラリーなどついつい立ち寄りたくなるお店がたくさん軒を連ねています。
周りには豊かな自然があり、歩いて散策するのがおすすめです。
湯布院は「アートの街」と言われるほど美術館がたくさんあります。湯の坪街道の付近にもたくさんの美術館があります。
有名な画家の美術館といえば、マルクシャガールの「マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館」、山下清の作品を展示している「湯布院夢美術館」、イラストレーターの「ノーマン・ロックウェル湯布院美術館」など、観光に来て芸術も堪能できます。
他にもステンドグラスの美術館やトリックアートの美術館、昭和の懐かしい雰囲気を味わえるテーマパークなどもあり、芸術を楽しみたい人にも湯布院はお勧めです。しかも普通の美術館と違い月曜日も開館しているところが多いのです。
湯の坪街道をすすむと大きな湖にたどり着きます。そこが金鱗湖です。温泉水を含んだ川の水が流れ込んでおり、また湖底からも温泉が湧き出ることによって水温が高くなっています。そのため冬の早朝、気温と水温の差により湖面に湯気が立つ光景が見られます。
金鱗湖という名前は儒学者毛利空桑が湖で泳ぐ魚の鱗が夕日で金色に輝くのを見て名付けたといわれています。
まとめ
湯布院は地震後も観光地として頑張っています。(前編)
湯布院はどんなところ?
湯布院?それとも由布院?
観光のみどころは?