神奈川県にある湯河原町は、大勢の観光客が訪れる温泉町です。名所・旧跡や美術館が多く、海水浴やハイキングも楽しむことができます。
また観光地・ 湯河原 は、麺好きの方が全国から ラーメン を食べに集まる場所でもあります。ご当地ラーメンがいただける人気店をご紹介いたします。
湯河原でラーメンを堪能!麺好きが集まる人気店へ
愛されている湯河原
湯河原は、温泉が有名な神奈川県の南西部にある町です。東京から電車で約1時間半、横浜市内から約1時間とアクセスが良く、山・海・川の自然に恵まれた地です。季節ごとの景観と海の幸・山の幸を求め、1年を通して多くの方たちが湯河原を訪れます。
また万葉集にも詠まれるほど歴史のある湯河原温泉は、文豪に愛された場所でもあります。国木田独歩や夏目漱石、芥川龍之介や島崎藤村などそうそうたる方々が、静養や執筆のために湯河原温泉を訪れていました。
現在も、多くの著名人の別荘や住居があり、昔と変わらず愛され続けています。温泉は日帰り入浴も可能ですので、スケジュールに合わせてお楽しみ下さい。
そして自然や温泉だけでなく、日本人に愛されている国民食「ラーメン」の人気店が多く、湯河原を訪れる理由の一つになっています。
小田原系?
湯河原は「小田原系ラーメン」の発祥の地です。ラーメンは「~系」で表現されることがありますが、「小田原系」とはどのようなラーメンでしょうか?
特長は、真っ黒い甘めの豚骨醤油スープにちぢれ麺、具材は大きめのワンタンとチャーシューは必須です。1935年に創業した人気店「味の大西」が小田原系のルーツです。
もともと肉屋を営んでいた店舗の傍らで、豚肉ベースのスープを使ったラーメンを提供したことから始まりました。この店で修行した方たちが、湯河原近隣の小田原を中心に店を出し、現在「小田原系」と呼ばれるようになったといわれています。
「味の大西」は、本店がJR東海道線・湯河原駅より徒歩約3分のところにあります。小田原系元祖のお店で「チャーシューワンタンメン」をぜひお召し上がり下さい。
小田原系もう一つの人気店
「味の大西」出身の小田原系ラーメンが、JR東海道線・湯河原駅より徒歩約7分のところにある「国味(こくみ)」で味わうことができます。
肉厚のチャーシューが入ったワンタン麺が人気です。濃いめのスープが特長ですが、お好みに合わせてスープを薄めにしていただくことも可能です。
同じ小田原系のラーメンですが、味の好みがわかれるようです。両店ともボリュームがありますので、「ハシゴは厳しい」という方も多いでしょうが、機会がありましたら食べ比べてはいかがでしょうか?人気店のため、常に麺好きの方たちで賑わっています。
最も混み合う店
人気店の多い湯河原ラーメンの中で、大変混み合うお店があります。JR東海道線・湯河原駅より徒歩約10分のところにある「らぁ麺屋飯田商店」です。
小麦粉は国産、スープには比内地鶏や名古屋コーチンなどを使用、その他の食材も厳選されたものを使用したこだわりのラーメンです。
1つのメニューが特化しているのではなく、醤油らぁ麺・塩らぁ麺・にぼしらぁ麺・つけ麺などのメニューそれぞれの評価が大変高く、その点が混み合う理由の一つとなっています。
開店前に並ばれる方には整理券を配布し、開店時間・午前11時の10分前に再度来店できるように配慮されています。それでも開店時には長蛇の列ができるほどの混み合いです。覚悟をして来店しましょう。
麺好きにおススメ
ラーメンだけではなく、麺全般がお好きな方には、平成生まれの地元B級グルメ「坦々やきそば」をおススメします。
湯河原温泉はタヌキが見つけたという伝説があることから、「たんたんタヌキ」と「担々麺」を合わせたネーミングのピリ辛麺料理が考案されました。湯河原の飲食店や宿泊施設で提供されています。
豆板醤や練り胡麻などを入れたピリ辛味の麺に、温泉玉子や目玉焼きなどの玉子をのせるか、地元のレモンやオレンジなどの柑橘類を飾りや隠し味に使うことを共通条件としてメニューが作られています。
それ以外は各店により独自のアレンジが加えられていますので、さまざまな「坦々やきそば」メニューが味わえます。
湯河原町商工会のホームページより、「坦々やきそば」を提供しているお店が載った「食べ歩きGUIDE MAP」がダウンロードできますので、お出かけ前にご覧下さい。
まとめ
湯河原でラーメンを堪能!麺好きが集まる人気店へ
愛されている湯河原
小田原系?
小田原系もう一つの人気店
最も混み合う店
麺好きにおススメ