「いつものキャンプがグレードアップ!ダッチオーブンで燻製を(前編)」では、ダッチオーブンで必要なものをご紹介いたしました。
後編では、 ダッチオーブン で手際よく 燻製 を作れるように基本の作り方をご紹介いたします。
いつものキャンプがグレードアップ!ダッチオーブンで燻製を(後編)
基本の作り方をマスターしよう
手際よく燻製を作れるように、キャンプ前に基本的な作り方を覚えましょう。
まず燻製前に食材を風にさらし30分~1時間ほど表面を乾かします。これは燻製の際、煙と水分が反応し食材が酸っぱくなるのを防ぐためです。燻製にする食材の味付けは、前日までにすませましょう。
風乾している間に、ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、スモークチップ、その上にアルミホイルを置き、網をセットします。丸網を利用の場合、アルミホイルを固めたものを挟み、スモークチップと食材の間をあけて下さい。
そして鍋を強火にかけしっかりと煙を出します。中弱火にして食材を網に並べましょう。ダッチオーブンは密閉性に優れているため、そのまま蓋をしてしまうと、空気が入らなくなり煙は消えてしまいます。
また保水性に優れているため、食材に残っている水分で味が悪くなります。お箸や木の枝を本体と蓋の間に挟み、少し隙間を作りましょう。
キャンプで意外と簡単な燻製を作ろう
まずは下ごしらえなし、風乾だけで簡単に作れる燻製をご紹介いたします。
基本の手順どおりダッチオーブンを準備し、5分~15分ほどで食材が色付き完成です。
市販の厚切りベーコン、ウィンナー、6Pチーズ、練り物など少しの加熱で食べられるものやそのまま食べられるものが最適です。色と風味がつくだけで、お酒に合う簡単で贅沢なおつまみに変身します。また、市販の干物や味付き玉子もおすすめです。
次に、少しの下ごしらえでメイン料理になるスモークチキンをご紹介いたします。
通常、事前に塩漬け、程よい塩分にするための塩抜き、味付けなどの工程があり、下ごしらえは手間がかかります。その手間を省いておいしい一品を作ることができます。
まず鶏肉(もも肉や手羽先など)を用意します。味噌2:はちみつ1の割合で混ぜ合わせ、つけだれを作ります。肉がまんべんなく漬かるくらいの量を用意して下さい。そしてジップロックなどにつけだれと肉を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせます。
そしてキャンプ当日、たれを軽く洗い流し、キッチンペーパーで水分を拭きとり30分~1時間ほど風乾します。時間は、食材の大きさや乾き具合をみて調節しましょう。
これ以降は基本手順と同じです。大きさによりますが、25分~35分ほどでできあがります。そのまま食べても、パスタやサンドイッチの具材にしてもおいしくいただけます。
キャンプ料理の一品としてダッチオーブンを使った燻製もメニューに加えてはいかがでしょうか。
まとめ
いつものキャンプがグレードアップ!ダッチオーブンで燻製を(後編)
基本の作り方をマスターしよう
キャンプで意外と簡単な燻製を作ろう